《2017.2.17〜19》
(1818)

※2月16日以前の日記は、前ページに掲載

月17(金全日、雨です。気温は15.3℃まで上がりましたが、暖かさを感じません。

堺市議会に「議会力向上会議」が設置されたのは、2011年6月。その年4月の地方選で大阪維新の会が多くの当選者を出し、改革機運に弾みがついたことも設置の背景にありました。以来5年間の議論を通して、議会報告会、議会基本条例、本会議での発言回数制限撤廃など、具体の改革も進んでいます。
今日は、その25回目の会合です。議会基本条例に災害時対策の規定を盛り込むことなどが確認されました。他方、政務活動費の運用基準見直しをめぐる議論では、市民への説明責任という基本視点に欠けるような発言もあって、大改革への道はまだ遠いようです。

月18(土また寒くなって、5.0℃〜10.8℃。寒暖を繰り返して春に向かうのでしょう。

先週の衆院予算委員会で、安倍首相が「私や妻が関与したなら国会議員を辞める」とまで言い切った豊中市の国有地売却問題。評価額9億5600万円が1億3400万円に化けたからくりを徹底的に追及すべきです。ともあれ、この問題は豊中市議の木村まことさんが行政文書の公開を求めたところ、売却価格が非公開とされたことから疑惑がふくらみました。その経緯は、木村さんのブログに詳しく紹介されています。
土地の売却先は、「安倍晋三記念小学校」の名で寄付を募り、首相の妻・昭恵氏が名誉校長を務める学校法人。木村さんのブログによると、「この法人が経営する幼稚園では、園児たちに教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせるという、かなり特異な教育が行われている」のだそうです。「(学校教育法に基づく小学校で)いくらなんでも、国民主権・基本的人権・平和主義を柱とする現在の憲法を否定し、教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせるような教育が行われてよいものなのか、強い疑問を感じます」と憂う木村さんの思いに同感です。(写真=昨夏の市民派議員学習会での木村さん)

堺市がん患者と家族の会が、大阪労災看護専門学校の講堂で催した清水健さん(元読売テレビアナウンサー)の「講演」を聴きに行きました。出産後間もない妻をがんで亡くした清水さんの体験は、きっと厳しいものだったに違いありません。ただし、話の内容は「一緒に泣きましょう」「皆さんと一緒にいろんなものと闘っていきたい」など、自身の思いの繰り返し。トークの間に、DVDの画像や音楽を差し挟んで構成した「公演」でした。この秋の堺市長選挙への出馬の噂も以前からあるのですが、“市政を担う”という力量を感じさせるメッセージはありませんでした。

月19(日今日の最高気温は9.6℃。昨日より低いのに、明るい陽光で春の予感が…。

また、政務活動費に関する検査員(議会が依頼した弁護士と大学教授)から「運用指針に現実的でない面がある」との指摘があったことに関して、私は運用指針の改正提案をしています。今日の会議では他会派からも同様の意見が出たのですが、大阪維新の会が後ろ向きの発言をしたのは意外でした。

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