昨日までの駅前議会報告が終わって一息。夕方から開かれる特定非営利活動法人「情報公開クリアリングハウス」の意見交換会に参加するため、新幹線で東京に向かいました。
また、会合が始まるまでの時間を利用して、国立新美術館で開催されているミュシャ展も見てみたいと思い、足を運びました。堺市は、ミュシャの作品を展示する「堺アルフォンス・ミュシャ館」をJR堺市駅近くの「市立文化館」に設置しています。文化館のギャラリーで開催される「ユウの家絵画展」などの催しはしばしば見に行くのに、ミュシャ館できちんと作品を鑑賞した記憶がありません。その訳は、堺市が所蔵する作品の多くはリトグラフによるポスターだという思い込みがあって、興味があまり湧かなかったことに気づきました。
今回の国立新美術館でのメイン展示である「スラブ叙事詩」の大作は、まさに圧巻でした。作品を通して、パリで成功したミシャが母国チェコにもどり、民族の自立や平和への情熱を傾けたことを知りました。
それに、この展覧会には「堺市」の蔵と記された作品が38点も出展されていたのは驚きでした。中には、堺にあることすら知らなかったブロンズ彫刻(作品名=ラ・ナチュール)も展示されおり、それらの作品群の前に数多くの来館者が列を作って鑑賞している光景は、まさに感動的でもありました。堺に戻り、すぐにミュシャ館を訪ねようと思ったのですが、残念ながら6月30日まで休館中のようです。代表的な所蔵作品を大量に貸し出しているからやむを得ないのでしょうが、なぜか休館理由は、「空調設備と収蔵庫の改修工事」となっています。