午前中の本会議で、今年度の議会役員や所属委員会などが正式に決まりました。
すでにお知らせしているうように、私は健康福祉委員会と歴史文化魅力発信調査特別委員会に所属します。思い返すと、堺市議会にカムバックした2003年には市民環境産業委員会、翌04年は総務委員会に所属。旧美原町との合併が実現した05年から2年間は健康福祉委員会の委員長を務めました。以来ずっとこの委員会に所属しているのですが、市民生活に直結する課題が多く、やりがいを感じています。
また、歴史文化特別委員会は、歴史や文化、観光施策、国際交流などをテーマとする委員会ですから、これまで取り上げてきた西高野街道の整備、新たに関心を寄せているミュシャ美術に関する議論もできそうです。
沖縄の南部戦跡などのガイドをお願いした崎山正美さん(元・糸満市企画政策課参事)が送って下さるエッセー「旧暦耳学問」は、その題名どおり人々の旧暦に基づく暮らしの様子を伝えてくれます。
昨日(旧暦5月5日)は、糸満市にある潮平権現壕の前に人々が集ったそうです。1945年6月1日(旧暦5月5日)、この壕に逃げ込んだ住民560人が、米軍の攻撃前に壕を出て投降し、捕虜となって全員が生き残るとことができたのを記念して、毎年、ここで「潮平権現祭」を催しているとのこと。
この壕は平和の体験学習にも使われていたのですが、壕の案内を引き受けていた区長が数年前に名前を名乗らない人物から「お前はアカか?」との脅しの電話を受け、以来、案内を断るようになったと、崎山さんは書いています。「平和」を伝承することさえ妨害する社会風潮に、私たちはもっと危機感をもつべきではないでしょうか。