午前中、「堺アルフォンス・ミュシャ館」を訪ねました。国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」に38点もの所蔵作品を貸し出し、多くの観覧者の興味を引いていた「本家」は、現在、空調工事などで閉館中です。館長やお二人の学芸員の話を伺い、改めて堺市のミュシャ館が注目される所以を知りました。
なお、同館は7月1日から開館。企画展「あこがれ アルフォンス・ミュシャに魅せられた人々」を開催するそうです。記念コンサートやミュシャのデザインカード作りなども予定されています。
午後、市役所本館の会議室で開催された「アスベスト講演会」は聴講者が予想を大幅に超過したようで、開会前に仕切り壁を動かして会場を拡大。独立行政法人環境再生機構の鈴木誠さんの講演は、アスベスト問題の基本がよく理解できました。また、藤本義一さんの息女である中田有子さんのお話も、中皮腫で亡くなった父を看取った体験から患者家族の思いが切々と伝わってきます。参加していた堺市職員も、人々の関心の高さに改めて職責を感じたことでしょう。
午前中、かつて教師として少数派の組合運動にも携わって来られたIさんが来訪。いま求められている市民運動などについて意見を交わしました。午後1時からは本会議に出席。通常の定例会の初日本会議で、議案の提案理由説明がありました。また、本会議終了後、消防局や上下水道局から提出された議案について補足説明を受けた後、市教委などと協議。
午後は、学校での体罰などに関する調査で、事件の現場に足を運びました。これまで何度も指摘し、「体罰根絶マニュアル」まで作成しているのに、その根を断つことはできません。