《2018.2.3.16》
(1991)

※3月15日以前の日記は、前ページに掲載

大泉学園小学校の卒業式に参列後、すぐに登庁。午後からの予算委員会健康福祉分科会に臨みました。公明、維新、公明、維新の各委員に続いて、今日は最終バッターです。
●受動喫煙防止条例の検討を要請
最初に、「関西がんチーム医療研究会」で発表された兵庫県と大阪府のがん対策を紹介。兵庫県が受動喫煙防止条例に基づいてタバコ対策を進めているのに対して、大阪府では5年前に府議会に提案されながら大阪維新の会が賛同せずに議案取り下げとなったことなどの経緯を確かめました。昨日の委員会では「健康づくりパートナー」と連携した飲食店の無煙化促進の話も出たのですが、これらの施策を含めて堺市独自の「受動喫煙防止条例」を検討してはどうかと提案。健康福祉局長が、「受動喫煙は健康や快適な生活にも影響を及ぼす。広い視点で検討し、関係部局とも協議したい」と答えました。
●「がん検診無償化」の問題点を指摘
来年度予算の目玉の一つは「がん検診の無償化」です。市長選で竹山市長が公約したもので、多くの市民は堺市が実施するがん検診すべての自己負担金がなくなると期待していました。
ところが、予算案では、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんだけが無償化の対象で、胃がんリスクと前立腺がんの検査は除外されました。しかも、担当課長は府内では高槻市や松原市などが前立腺がん検診を無料で実施している事実さえ把握していませんでした。財政事情はあるでしょうが、明らかに調査や検討が不足しています。「7つのがん検診のずべてを無償化すべきだ」と主張しました。
●「堺型の自然活用子育て支援」を提案
続いて子育て支援にテーマを移し、改めて「もりのようちえん・どんぐり」や鳥取市で見て来た「風りんりん」の活動を紹介。鳥取県では、森のようちえんだけではなく、自然を活用し、自然体験活動を行う一般の保育所や幼稚園などにも認証制度を設けて支援していることに触れました。
また、堺市では、北八下幼稚園が大泉緑地などを利用した自然に触れる活動をしている例を挙げ、「堺型の自然活用子育て支援策」を考えるべきではないかと議論をしかけました。いきなり補助制度を設けるのは困難でも、すでに取り組んでいる施設の実践例や利用可能なフィールド情報を広めたりすることくらいから始めてもよいのではないでしょうか。

月16(金未明からの雨が午後まで続きました。気温も朝の13.6℃から下がり続け。

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