昨日、取材があった「沖縄タイムス」に記事が掲載されたようです。真栄里泰山さんから紙面の画像が送られてきました。
堺市議会には、辺野古や東村高江のヘリパッド建設に反対する意見書の提出を求める陳情がこれまでに6回提出されています。しかし、その陳情に基づいて私たちが議会に提出した意見書は、自民党、公明党、大阪維新の会などの反対で、いずれも可決には至りませんでした。
そこで、市民の皆さんは、「思いを署名で表そう」と請願署名の活動を展開してきました。堺の姉妹都市である米バークレー市の議会は2015年に辺野古基地建設反対の決議をしています。また、先般の沖縄県知事選挙の結果を受けてもなお、沖縄だけに痛みを押しつけている現状を粘り強く議員に訴えたいという関係者を思いなどを、沖縄タイムスの記事は報じています。
送信したメールに、「堺市からの朗報です。堺市民のご奮闘に感謝です。堺市は辺野古新基地反対を決議したアメリカのバークレー市と友好都市でもあります」と添え書きを付け、各方面に転送されたようです。今日は、沖縄タイムスの記者から電話取材もありました。堺市議会がこの請願を採択することになれば、現地の人々には、それこそ大きな力添えになることでしょう。
右の写真は、2006年1月、私が呼びかけた自治体議員勉強会で沖縄を訪ねた折、普天間基地を案内して下さった真栄里泰山さん(元・那覇市企画部長)です。また上は、沖縄戦の犠牲となった沖縄の人々の遺骨を集めて作り上げたという「魂魄の碑」の前ですが、説明の際、真栄里さんは言葉を詰まらせ、涙ぐんでおられました。
私たちは、この勉強会の折、名護市辺野古を訪れ、漁港の前に小屋を設けて反対運動をしている方々と交流。用意していただいた漁船で、基地建設の候補地も見ました。昨日、堺の市民グループが辺野古基地の工事強行に関する請願書を提出したことを真栄里さんにお知らせしたら、大変喜んでいただきました。