決算委員会第2分科会の2日目。10年前に指摘した学校図書館の課題に、市教委がどのように取り組んだかをチェックしました。
地方交付税措置額の9割しか充てていなかった図書購入費は、改善していました。
ところが、当時の教育次長が「妥当ではない」との認識を示した図書の割引購入は放置したまま。全校園の決算合計は1億4812万円で、市立図書館の図書購入費8,587万円の1.7倍です。現在、市立図書館は10%引き購入だそうですから、同率だったら1,481万円分の図書を余分に買えたことになります。取り組みの怠慢ぶりを改めて指摘しました。
なお、学校司書の配置については、文科省が「学校図書館整備5か年計画」を策定したこともあって、2017年度から全中学校に配置。しかし、文科省が「1.5校に1人」と基準を示しているのに、2校に1人。しかも半日勤務です。これでは、これも文科省が示す「学校図書館ガイドライン」とかけ離れています。
まず何より、小学校への配置を急ぐこと。さらに、ガイドラインに沿った学校司書の業務を確保し、待遇の改善を図ることなどを提案。また、神戸市などの先進事例を示しながら、他都市の実態調査も求めました。
さて、明日は健康福祉関係決算の審議。残り時間は5分余りですが、「受動喫煙」で質問します。