大阪国際交流センターで催された「第25回関西がんチーム医療研究会」に参加。
第1会場での最初の講演は「がんゲノム医療時代の遺伝性腫瘍診療」。多分に専門的なテーマですが、たまたま隣席におられた古河洋先生(元・市立堺病院院長)から「新しい治療法ですよ」とアドバイスを受けながら、懸命に聞きました。
その後、大阪府、兵庫県、奈良県の担当者が、それぞれ各府県のがん対策の現状について講演。さらに、在宅療養、在宅緩和ケア、就労支援、薬物療法における副作用対策などについての実践発表を拝聴。また、休憩時間には、いつも情報提供や助言を得ている医師や関係者の皆さんと懇談しました。
NPO法人東京労働安全センターと堺市が共催する「アスベスト勉強会」が、午後から北区役所の会議室で開催されました。
まず、安全センター事務局長の飯田勝泰さんが開会挨拶。続いて、同センターの外山尚紀さんが、国交省、厚労省、環境省などで検討されている法改正の動向について講演。また、中皮腫・じん肺・アスベストセンターの永倉冬史さんが、学校や震災被災地、長野県飯田市の私立保育園での飛散事件、旧築地市場解体にあたってのリスクコミュニケーションなどの事例を通して、解体工事におけるアスベスト対策について語りました。次に、堺市建築都市局建築部の山下建築監理課長が発表した「北部地域整備事務所の事案による課題とその対策や取り組み」も、よくまとまっていたと思います。
最後は、愛知教育大学准教授の榊原洋子さんが主宰するワークショップ「眼で観るアスベスト」に出席者全員が参加。榊原さんが開発した装置を使って、実際にアスベストを見たり、スマホで撮影するなどの体験をしました。なお、参加者は約60人で、うち10人は堺市職員でした。
午後のプログラムも興味深いものがあったのですが、3日程前から夏風邪の症状が出ている体調を考慮して、残念ながらパスさせてもらいました。