総括質疑の出番は、早めの予測どおり午後2時半となりました。すでに市当局から提供を受けていた遊覧ヘリの「運航記録」によって、7月15日に「海とのふれあい広場」から3機のヘリが最後に飛び立ったのは「19時10分」だったこと、顧客を載せた遊覧業務の終了は「19時06分」だったことが判明していました。
当日、運航状況をつぶさに観察し、機影の撮影までしてブログに掲載された市民の詳細な記録を突きつけられ、事業者も「虚偽報告」だったことを認めざるを得なかったようです。つまり、市民が18時57分以後に3回撮影した機影は、「幽霊ヘリ」ではなかったのです。
問題は、ヘリ事業者が遊覧ヘリの最終着陸を「18時57分」とし、「19時00分」に京都へ帰るために飛び立ったと言い張ったのはなぜかです。実は、「海とのふれあい広場」の開場時間は平常は「9時~17時」で、夏期の土日祝に限って「9時~19時」です。7月15日は祝日ですから、同広場は19時に閉場して施錠することになっていました。いくらなんでも、施錠時刻を過ぎるまでの無法行為はまずい!と判断した事業者が、堺市への報告者や顛末書をごまかしたのではないかと、私は疑っています。
今回の事態について、堺市の対応にどのような問題があったのか、永藤市長は市民に対する責任を感じているのか、総括質疑では厳しく質しました。その内容は、また明日の日記で・・・。