《2021.9.25》
(2533)

※9月24日以前の日記は、前ページに掲載

健康福祉委員会で議論した2つ目のテーマは、児童自立支援施設。まず、「堺市立」の施設を準備するために投じられた経費を質しました。10年間の人件費を含めて、総額9億3千万円余りとのこと。永藤市長の中止決定で、これほど税金を投入した事業は不要なものとなりました。
そこで、常々、「前市政が財政危機をを招いた」と批判している永藤市長に、「これも竹山前市長による無駄遣いだと思うか」と、やや挑発的に質問。さすがの市長も、それを肯定する答弁はしませんでした。
●当初は府施設利用方針の竹山市長
政令市移行の際、堺市が独自整備を約束させられた施設ですが、2010年に維新議員から整備を迫られた際、竹山市長は「別棟でもいいから(府施設を)一緒に利用させてもらうのが効率的」と答えています。
●維新市議や知事が迫った独自整備
ところが、2011年に橋下知事が「堺市が整備計画を示さないなら、委託契約を更新しない」と表明。やむなく、マスタープランに明記し、2013年には基本構想を策定したのです。2017年の府議会で、松井知事も「早期設置」を要求。翌年の用地買収は、維新市議を含む全会一致で承認されました。
●大阪維新の会が無駄遣いさせた9億3千万円
こんな経緯がありながら、永藤市長は計画を中止。結果として、前市長の当初方針と同じ方策を選択した訳です。その結果が招いた9億3千万円の無用支出。「大阪維新の会の政治家たちが、堺市民のお金を無駄遣いさせた」としか言い様がありません。
●せめて、用地と基本計画の有効利用を
もっとも、担当者が苦労して確保した用地は残っています。高槻市(大阪市立)と柏原市(府立)にある当該施設は、府南部での拡充が必要となる可能性もあり、備えておくべきだと主張しました。基本計画も役立てたい。

9月25日(土)大泉緑地のキンモクセイ、まだつぼみなのに香りが。19.0℃~30.5℃。

※児童自立支援施設をめぐる議論はまだ続きます。3つ目のテーマ「審議会等の女性委員比率」と併せて、明日の日記で報告させていただきます。

「アクション日記」月別インデックスへ