10時から開会された「新たな危機に立ち向かうまちづくり調査特別委員会」に出席。質疑の通告はしていなかったのですが、委員会では通告なしで発言できることになっており、最近ご相談を受けた案件に関して、他委員の発言を聞きながら発言準備。パワーポイントのスライドも作成しました。午後の最後になりましたが、まず木割大雄さんが送ってくださった俳句を披露。「息を呑むほかなき冬の地震ぞまた」。能登半島地震への思いを共有しながら、消防局職員の救援活動を報じるテレビ映像をスクリーンに映写。「かつて、災害現地への派遣を体験のある職員はいるか」と質問すると、出席職員の数人から手が上がりました。「その際に苦労したことは?」と重ねて問うと、建築都市局長が阪神・淡路大震災で現地に赴いたときの状況を答弁。人事課長に派遣職員に対する処遇上の配慮を確かめると、「経済的措置はない」とのこと。現地で苦労を重ねながら被災地支援に当たる職員の使命感や士気を損なわないためにも、何らかの対応をすべきではないかと提案しました。
●耐震シェルターへの補助制度
実は、通告なしでの質問をすることになった直接の契機は、ごく最近、「耐震ベッドの購入を検討している」とのご相談を受けたことです。能登半島地震で亡くなられた方の大半が家屋倒壊による圧死だと報道され、現実に危険回避を願う気持ちを多くの方々がお持ちのはずです。「東大阪市では補助金制度があるのに、堺市にはない」とのご指摘も受けました。調べてみると、政令市でも、千葉市、横浜市、新潟市、広島市、熊本市などでは補助制度があるようです。堺市でも早急に制度実施を図ってもらいたいと要請しました。なお、この議論にあたって「耐震シェルター」と「防災ベッド」の区分を十分に認識していなかったのですが、委員会終了後に説明に来た担当職員の話によると、堺市でも「耐震シェルター」についての補助制度はあるとのこと。事前調査が不十分なままでの議論になったことを反省しています。
ところで、私の議員活動をいろいろな形で支えてくださっているOさんのご夫君が逝去されたとの連絡をいただきました。謹んでお悔やみ申し上げます。夜は、通夜式にお参りしました。