6月22日(水) 朝には上がりましたが、昨夜のまとまった雨で、花たちも一息。
明日の本会議で木原市長が再出馬の表明をしそうだということで、マスコミの皆さんも少し動きはじめたようです。何社からか取材がありました。その本会議では、わが会派から田中丈悦議員と■■■■議員が一般質問に立ち、田中議員は行財政改革などをめぐる市長の政治姿勢を、また、■■■■議員はため池の安全管理などを質します。
ところで、田中議員の質問に関する情報を集めていて、昨夏、自治体議員勉強会の志木合宿でお世話になった志木市長の穂坂邦夫さんが、今月末に1期限りで任期を終えられることを知りました。後任を争う市長選挙が今月19日に実施され、長沼明さんの当選がウェブ・ニュースで報じられています。長沼さんは、埼玉大学在学中に市議となり、その後、県議、市議、県議というユニークな経歴を持つ人。市議時代には選挙応援にも行ったことがある、古い友人です。今回のチャレンジはまったく知らされていなかったのですが、対抗馬の前助役(自民、公明、連合埼玉推薦)には19人中18人の市議が付くという選挙に勝ったのですから驚きました。全国に名を馳せた穂坂市長の後任、しかも対立が予想される市議会を相手に、これからどのように市政運営の舵をとるか、注目されます。
ところで、「改革は1期でできる」と、いさぎよく勇退される穂坂市長の日記「ほさか屋本舗」には、次のようなことが書かれていました。(全文はこちら→「6月30日で勇退します」連載5回)
「4年間の中で、忘れたことがなっかたことは『住民の支払った税金で高額なサラリーを頂いているシティマネージャー(市長)』という、市民に対する負い目です。志木市長の給与は全国でも低いと言われていますが、月給とボーナス、退職手当金組合などへの負担金を入れると、市民の負担は年間1800万円で4年間を合計すると7200万円です。私は財政上の観点から20%の減額をしていましたが、それでも4年間で6000万円を超えています。手取りではありませんが間違いなく高額です。市長は一般サラリーマン(平均給与455万:国税庁)の16年間の給与をわずか4年間で支給されています。市長に就任して以来4年間、この重みは常に私の頭を離れることはなかったし、正直いって重みでした。その重みに応えるため『4年間の任期中に何をすべきなのか』さらに、税は前払いの性格を持つことから『15年後や20年後に、いま、市長として何をしておかなければならないか』を重大な責務として、自分自身に課してきました。4年間の施策は満点など取れるはずはありませんが、私の力を考えますと、十分な方向性を出し尽くしたと思っています。それにしても、社会環境の激変と極度の財政悪化の状況にあるにもかかわらず、全国の自治体で画一的に行われている非効率で合理性に欠ける現行システムに、大きな不安を感じています。しかも納税者である住民の皆さんがこれらの状況をみて“何も感じない”ことのほうがもっと不安です」
▼昨日のホームページへのアクセスは481件。1日のアクセス件数記録が、また更新されました。
最終本会議での私の出番は「委員長報告」。健康福祉委員会で審査した議案には反対や意見表明がなかったため、極めて簡単な報告になりました。ちなみに、この報告の際、委員長が自分の意見を付け加えることは会議規則で禁じられています。
さて、今回の議会でわが会派が争点としたのは、「非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例」です。この条例は、田中丈悦議員が「条例に基づかない名誉顧問(前・美原町長)への報酬支給などは違法」と前議会で追及し、その後住民監査請求が起きたことに対して、違法支給による損害賠償を免れるために急遽提案されたもの。その一方、市当局は依然として違法性を認めないで、責任逃れを図っています。私たちは反対しましたが、条例は「賛成多数」で可決。ところが皮肉なことに、きょうの朝日新聞夕刊が、これまでの堺市の対応を「不適切だ」とする総務省の見解などを大きく報じています。
ところで、昨日の日記に書いたとおり、木原市長が「再選出馬」を表明しました。今議会で市長は、「4年間に600億円の財政改革を実現した」と声を高めて語りました。しかしその数字には、前市長の成果とすべきことや、まだ実現していない予算段階のものまで含まれています。「木原市政の実績」と言うには、大変な水増しを伴った誇大広告です。市長退職金の減額や市長選での公開討論会への参加意思などと併せて、田中議員が一般質問で質しました。
《2005.6.22〜23》
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※6月21日以前の日記は、前ページに掲載
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6月23日(木) 本会議のため久しぶりにスーツ着用。朝方が涼しくて助かりました。