7月19日(火) 昨日、中国・近畿・東海・関東甲信越も梅雨明け。いよいよ夏本番です。
《2005.7.19〜21》
(282)
※7月18日以前の日記は、前ページに掲載
「アクション日記」月別インデックスへ
午後から、第2回目の倫理調査会。きょうは、堺市政治倫理条例やその施行規則など基本ルールについての共通認識を図るため事務局の解説があったのですが、質問を3つしました。@この条例は、なぜ市民の直接請求によって制定されたのですか? A倫理調査会の委員が13人(市民7人・議員6人)と決められたのはなぜですか? B市民と議員による審査システムは、その後制定された各地の倫理条例に継承されていますか?
23年も前になる制定当時のことを知らない事務局職員に対しては、ちょっと意地悪な質問だったかもしれません。立場を代えて、答弁を補足しました。正解は、@=汚職で有罪が確定した議員の居座りを認め機能不全に陥った市議会への市民の対抗策でした。A=条例案作成に当たって、ヘンリー・フォンダ主演の米映画「12人の怒れる男たち」をヒントに、市民の手による民主主義の理想理念を盛り込みました。B=堺市の運用実態をみた自治体の多くが真似をせず、弁護士や会計士、税理士、学者などの専門家に委ねています。
質問のねらいは、政治倫理条例とこれに基づく制度の意義や問題点を確認してもらうためだったのですが、何人かの市民側委員にはご理解をいただけたようです。運営方法をめぐる私の提案も、受け入れてもらいました。ところが、会議の写真撮影に関する「申し合わせ」(全員合意が必要)については、「ほんの少しだけ柔軟にしよう」という私の合意案を、主に議会側委員がかたくなに拒み、「申し合わせを多数決で決める」などと言い出す始末。現に議会で自分たちが取り決めている基本ルールの仕組みすら理解できていない議員に、倫理調査会委員が務まるのでしょうか。
きょうの傍聴席には、市民1人、議員1人の姿が見えましたが、ぜひもっと多くの方々のご注目をいただきたいと思います。次回は、8月22日(月)午後2時〜、木原市長の資産報告書の審査などを予定しています。
7月20日(水) 名古屋場所で朝青龍が2敗目。安泰強者にはスキがあるのでしょうね。
午前中はホームページ手直しなどのため、事務所で仕事です。午後から登庁して、昨日ご相談や情報提供があった2つの事件について調査を開始。まず、健康部の担当職員から事情を聴きました。もう1件は福祉推進部の所管課長が不在だったため、また明日です。なお、きょうはまた新しいご相談が3件ありました。わざわざ議会の控室や事務所を訪ねてきて下さったり、何度も電話をいただいたり、市民の皆さんの市政を見る目はさらに厳しく、またどんどん鋭くなっています。
7月21日(木) 路面からの照り返しが厳しく、暑さがいっそう増しました。
朝から登庁して、各種ご相談事項の調査や、解決のための折衝、そして関連資料の整理などに一日を費やしました。問題によれば、いくつかの部や局を超えて取り組んでもらわないと処理できないケースがあることは事実でしょう。とは言え、担当部署をいくつかに分けているのはまったく役所の勝手で、サービスを受ける市民の側にとっては、「市役所」がひとつになって対応してくれればいいことです。それに、以前は各セクションが責任を免れようとする傾向が強く、「たらい回し」という役所の仕事ぶりを象徴する言葉も生まれました。議員として事件に介在するときは、まずその芽を摘み取って進めることを心がけています。
また、専門知識を補強するため、きょうは知り合いの司法書士を訪ねて助言を求めました。さらに、市民団体などとの意見交換を済ませて戻った事務所では、一級建築士を迎えて懇談。皆さんのお力を支えにして仕事を続けられること、心から感謝します。