6月15日(金)3年目のハイビスカス・アマン。今年も大きな花を開き始めました。
※6月14日以前の日記は、前ページに掲載
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《2007.6.15》
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「長谷川議員の日記が間違っています」…。こんな電話が議会事務局にかかってきたそうです。昨日の日記で、議会運営委員会の開催日を「19日」(ほんとうは18日)としていた誤りに気付かれて、わざわざお知らせ下さったことに感激。ありがとうございました。
くたびれて帰った夜、毎日更新をお約束しているこの日記を書こうとしても、文章がまとまらないことが多々あります。いつも、翌朝読み返して修正するのですが、今朝は、日付違いに気が付きませんでした。
ところで、昨日の総務・財政委員会を傍聴して下さった市民の皆さんの中には、「あの結末に納得できない」とおっしゃる方がたくさんおいでではないかと思います。正直なところ、私もあれでよかったのだろうか、折角提案していた条例改正案の撤回に同意した判断に過ちはなかったのだろうか…と悩んでいます。私への質問がなかったとしても、提案議員のひとりとして、強引に割り込んで答弁に立つべきだったのではないか…との思いも湧いてきます。私がメモした、共産党委員に対する質問者の主な論点は次のようなことでした。
●吉川敏文委員(公明党)
@現行の「使途基準」は情緒的で、曖昧さと不備がある。調査研究活動の定義も曖昧だ。
A単なる領収書公開では混乱を招く。公開して何が明らかになるのか。
B勉強しないで提案する意図が分からない。パフォーマンス以外のなにものでもない。
●中井國芳委員(民主党市民連合)
@「使途基準」が曖昧なのに、何を根拠に税金を使うのか。市民の判断がバラバラになる。
A領収書を公開して、市民の人生観だけで判断してもらっていいのか。
●加藤均委員(自民党市民クラブ)
@(各会派に相談することなく)こんな形で出てくるとは、夢にも思わなかった。
A冷静に考えると、政務調査費は市民の税金を市政に反映させるお金だ。
Bこの際、休憩してもらって、もういちど考え直すということにならないか。
●長谷川が予定していた反論=発言機会がなく、“まぼろし”に…
@使途基準や細則が不十分なことは認める。しかし、現行基準を基に、各会派が責任を持って支出しているはずだ。基準が曖昧だから公開できないという理屈は、「…だから、支出できない」ということになる。そのような主張をするなら、支出そのものをやめるべきだ。
A選挙前なら「継続審査」にし、選挙が終わったら「否決」しようとすることこそ、パフォーマンスではないか。
(公明、自民、民主の3会派は、議案否決の事前協議をして総財委員会に臨んでいた。)
B各政令指定都市の現状を調べてみると、大半が領収書公開を実現または検討している。2年前、議会のあり方委員会で議論を始めようと提案したのに、なぜ応じなかったのか。市民の皆さんは「どうして堺市議会だけが遅れているのか」と不信感を抱いているはずだ。

こんな「討論」を考えながらも、議案の撤回に同意したのは、どの会派も「もう、領収書公開を避けて通れない」と思い始めている状況を感じたからです。提出した議案にこだわって「否決」という道をたどるのではなく、一歩下がれば、全会派・議員による条例改正を進める道ができると判断したのです。神戸市議会が7月1日から全支出の公開を実施するのに、堺市議会が公開レベルを下げて「一定額以上の公開」なんてまやかしの制度を作ることは許されないはず。また、公開時期を延ばし続けることもできないでしょう。遅くとも年内に条例改正を行い、来年度には実施するという期限も見えてきます。まずは、公式議論を始めることになっている6月18日(月)10時〜の議会運営委員会にご注目下さい。先着5人の方が傍聴できます。