きょうは所用で大阪市内へ。事務所に戻ってから、「議員活動報告」(新年号)の構想づくりに取り組みました。また、いつも事務所の仕事を手伝ってくださるMさんが入院されたと聞き、お見舞いに…。ぐっすり眠っていらっしゃる様子だったのでメモを残して帰ったところ、お元気そうな電話をいただきました。
堺区にある
住吉大社宿院頓宮の隣に、「旧堺市立小集会所」という木造平屋建ての集会所があります。「旧」と付いているのは、堺市が管理をやめてしまったからです。いかにも市民に愛されてきた歴史を感じることができる場所で、「宿院ふれあい劇場」が開かれるというので訪ねてみました。地域の有志の方々がつくっていらしゃる
「まち・話そうよ会」(会長・西田幸次郎さん)が、コミュニティづくりをめざして企画。4回目となったきょうは、「障害者の方による元気な芸能大会」が催され、会場は超満員でした。
ところで、
一昨日の日記に書いた、堺市議会での発言制限をねらう「議会運営改革案」の記事を読んで下さった市民の皆さんから敏感なお声をいただいています。掲示板にも、「これは議会の自殺行為だと思います。議論を避ける、議会が長引くのを避けたい…では、何のための議会でしょう?」(西区のF・Nさん)、「このような横暴は許せません」(南区の香山さん)などの投稿がありました。「近く、住民集会を開いて話し合います」とのメールも届いています。
堺市議会での発言抑制の「改革」は、これもでもしばしば行われてきました。本会議「大綱質疑」に関する発言制限だけでも次のような経過です。
●1979(S54) 会派の発言時間=30分+(会派構成議員数×5分)…長谷川初当選時の持ち時間は35分
●1980(S55) 会派の発言時間=20分+(会派構成議員数×10分)…長谷川の持ち時間は5分減→30分
●1999(H11) 会派の発言時間=会派構成議員数×19分。1人会派を認めず、会派外の議員のうち発言は1人
※1993年に議員をやめていた長谷川が「この年の選挙で復帰する」との噂に備えた…という話も聞きました。
●2007(H19) 会派構成員2人の会派と会派外の議員のうちから、1人だけしか発言できない。
※長谷川の発言時間は19分(答弁を含まない)に制限され、そのうえ発言機会は年1回となっています。
上記は大綱質疑の時間ですが、1999年からは、一般質問、討論、追加議案質疑の時間がいずれも19分(それ以前は30分)となりました。このような改革時に振りかざされるのが、「議員1人あたりの持ち時間を平等にする」という理屈です。しかし実際には、会派を代表する発言で全構成議員分の時間を使うことなどありません。従って、大綱質疑の本会議の日は、いつも会議時間が2〜4時間程度残っているのが現状です。
また、現在は最終本会議で誰でもが一般質問をすることができるのですが、ほとんどの議員がその機会を使いません。にもかかわらず、大綱質疑(会派代表)と一般質問(議員個人)を同時に行うということにして、そのため、持ち時間(1人19分)の中に市当局の答弁時間も含めてしまう…というのが今回提案された「議会改革案」です。先だっての私の質問に対して、市長が20分ほどの熱弁をふるいましたから、答弁だけでも時間オーバー。議会議論の活発化が求められる地方分権の時代に、F・Nさんが言われるとおり、まさに議会の自殺行為です。