《2009.3.3〜4》
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※3月2日以前の日記は、前ページに掲載
3月3日(火)桃の節句は全国的に冷え込んで各地に雪。小沢氏秘書逮捕の激震も…
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大綱質疑の初日。各会派トップバッターの使用時間は、公明党60分、自民党58分、民主党70分、共産党90分、クリエイティブフェニックス85分で、会議は5時36分に終了。多少、注目すべき答弁が2つありました。
@LRTに関する木原市長の答弁
「将来的には、美原方面など市域東部、中部、泉北ニュータウン等、南部方面への延伸なども視野に入れて、LRTを基軸とした公共交通ネットワークの形成を先導する事業として進めてまいります」
A1.29地裁判決に関する建築都市局松井理事の答弁
「しかし、第1審とはいえ、第三者的、客観的にみた大阪地方裁判所において、判決の一部に(堺市が行った清水建設との随意契約は)正しくないという見方が示されたところであります。このことを踏まえ、この判決を今後の判断に活かしていきたいと考えております」
明日、私の登板は7番目。きっと4時以降(もしかしたらもっと遅く)になる見込みです。
3月4日(水)ずっと曇り空で一時は小雨。気温もまったく上がらない暗い日でした。
「こんなことで政権交代のチャンスがつぶされるのか!」…。昨日の激震で闘う意欲が少し萎えました。しかし、「だから頑張らなければいけない!!」と気を取り直して、大綱質疑2日目の本会議に向かいました。きょうの質疑は、プロジェクト堺40分、田中議員37分、公明党26分、自民党59分、民主党55分、共産党36分、長谷川俊英34分、公明党14分の8人でした。
●木原市長に2期で「満了」の勧め
私は、木原市長にまず、7年5か月の仕事の総括を求め、残り任期半年あまりに何を成し遂げたいのか…と質問。そして、これ以上続けられない方が「名声」を保てるのではないか…と勧めました。また、1.29地裁判決、住民訴訟が起きている新清掃工場の建設、住民合意にほど遠いLRT事業説明会、市民が驚いている市立堺病院の全面移転計画などを通して、市長が強調する「コンプライアンス、説明責任」が果たされているか…と問いました。
●市長は指名停止業者の説明不足を反省
これに対して市長は、清水建設との随意契約に関して「指名停止業者であることを議会に説明すべきだった」と反省の弁。やはり、原告住民の皆さんが勝ち取った「違法判決」の結果は大きいようです。なお私は、市議会が当該議案を可決したことが、1.29地裁判決において違法契約を免罪する一因とされたことを指摘し、「議会も反省すべきだ」と論じました。
●堺区三宝地区の(前)連合町会長逮捕
ところで、午後の本会議中、次のLRT説明会を開催することになっている三宝校区の(前)連合町会長が詐欺容疑で逮捕された…との情報をキャッチしました。少し遅れて市長や副市長の席にメモが回されたのも、きっと同じニュースだったのでしょう。当該の前会長は在任期間が長く、感心しない噂を聞く人物でしたが、市幹部らの対応の仕方が気になっていました。以前、補助金の不正受給や公金流用が問題になった北区の自治連合会長など、いずれも長期在任が不祥事の温床となっています。健全な地域住民自治を育む観点から、自治会役員の重なる再任を避けるように誘導する行政施策を検討すべきなのかもしれません。
●残された諸テーマは委員会での議論を予定
本会議での私の質疑は、今議会から「答弁時間を含めて38分」と制限されることになったため、市長答弁で抜け落ちたことも含めて、いくつかのテーマが残されました。来週から始まる市民人権委員会、産業振興委員会、建設委員会での委員外議員質問、また所属委員会の総務財政委員会や予算委員会での議論に引き継ぐつもりです。