《2009.12.18〜19》
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12月18日(金)さらに厳しい寒波。和泉市から通勤の市職員は「雪だった」と……。
今日は午後から登庁して、最終本会議に上程される「意見書」や「決議」についての調整にあたりました。議会が市民の代表として政府などに提出するもので、各会派からさまざまな案件が示されています。また、「日本軍慰安婦問題について政府に誠実な対応を求める意見書」のように、住民の方からの陳情に基づいて提案されるものもあります。これらについて、同種のものを統合したり、可決否決の可能性を見極めながら提案の取り下げをするケースもあるのです。
●西哲司議員(民主党市民連合)が採決時に退席 ▲枝切りして室内にとりこんだら……
昨日の日記に書き切れなかったのですが、総務財政委員会での採決の際、西議員が2度にわたって退席しました。この委員会には「市長等の退職手当の特例に関する条例」が付託されていて、共産党から修正案が出ていました。原案は、竹山市長が選挙公約に基づいて自己の任期中の退職金を廃止するとともに、副市長、上下水道事業管理者、教育長、常勤監査委員についても来年1月1日以降を支給対象期間としない…との内容です。修正案は、退職金廃止の対象者は市長、副市長だけでよい…とするものでしたが、旧与党会派連合(自民両会派、公明、クリエイティブフェニックス、プロジェクト堺、民主党市民連合)は、統一意見として「原案賛成」を表明しました。ところが西議員は、共産党の修正案を否決する採決時に退席、また、原案などを可決する採決時にも退席したのです。
●民主党市民連合内では、意見が分かれた?
理由が何だったのか、
西議員自身のブログを見ても何も書かれていません。同議員が所属する民主党市民連合の関係者に確かめたら、「会派内に意見の異なりがあった」とのこと。会派の意思として「原案に賛成する」となったものの、西議員は自己の信念に基づいて行動したようです。そもそも、各組織が全力で応援したはずの現職市長が大差で破れるという結果を招いたのに、いまだに「前市長与党連合」としてまとまろうとしていることが異常です。議員個々人が、自分の良心や判断力によって行動しなければ市民の負託に応えられない時代が来ていることに気付いた西議員の「勇気」に、拍手を送りたいと思います。もっとも、この議案に対する私の賛否が西議員と同じだというわけではありません。
12月19日(土)ほんとうに冬らしい寒さが到来。夜に入ると小雪も舞っていました。
来年早々に行われる奈良県生駒市長選は、なかなかの激戦模様で、現職の山下真(まこと)さんのほか、現職市議(自公民の市議らが支持?)と大阪府大名誉教授(共産党系が推す?)が出馬表明をしています。今日の午後、山下現職候補の事務所開きにお招きいただき、参加しました。私が山下さんと初めて出会ったのは
2005年7月17日、生駒市で開催した自治体議員強会でのこと。勉強会のテーマは「ローカル・マニフェストと自治体選挙」でした。その折、山下さんは共催した地元住民グループの一員として受付を手伝って下さったのです。1年半後、汚職と腐敗に揺れた生駒市政を変えようという市民の思いが、山下市長を誕生させました。そして、利権絡みの旧勢力と闘ってきた4年間を、再び市民に問います。
夜は、親子剣道クラブの納会が行われたので、久しぶりに稽古の様子を見に行きました。