雨天のため、予定していた街頭活動は中止。せっかく張り切って下さっていたボランティアの皆さん、拍子抜けですみません。
ところで、福岡県直方市の現職市長が贈賄容疑で逮捕されました。“収賄”でなく“贈賄”というニュースは驚きでしたが、土木工事を実施させて自分の政治実績を示すため、県職員へ賄賂を送ったと聞いて情けなくなりました。県内自治体に政治倫理条例の制定を促し、評価ランキングまで発表している市民運動「政治倫理・九州ネットワーク」にとっても、新しい課題ができたようです。ともあれ、日本で最初の政治倫理条例「堺市議と市長の倫理に関する条例」は、今月２５日に制定２０周年を迎えます。福岡県各地の条例などがどんどん進化しているなか、堺市条例のレベルアップが必要なことは言うまでもありません。

堺市議会の２月議会が１９日から始まります。この議会に提案される「平成１５年度当初予算案」の概要が分かりました。長引く景気低迷により、構造的に大幅な赤字体質となって、「１９０億円程度の財源不足が見込まれる」とのこと。職員の給与カットと大幅減員、経常経費の削減、受益者負担の「適正化」などで歳出の抑制を図るとの方針が示されています。言葉を換えれば、①職員経費を減らし、②市民サービスを低下させ、③公共料金など市民負担を増やす、ということです。にもかかわらず、議員報酬や定数の見直しはなどは一切なし。その上、１人１００万円の海外旅行経費もそのままです。
予算案の概要説明書には、「職員や市民とともに痛みを分かちあい」との記述があります。我が身を削って痛みを分かとうとしない議会に対して、さすがの財政当局も腹に据えかね、あてこすりをしているようです。さてさて、議員の皆さんは、この予算案をこのまますんなり通してしまうのでしょうか。それとも、１２月２４日に私が提案した①議員報酬か定数の２０％削減、②海外旅行中止を決断をして、予算案を修正するのでしょうか。４月の改選を控えて、有権者たちが見ています。

昨夕は堺東駅前で、そして今朝は新金岡駅前で街頭活動をしました。「前回に比べて、反応がいまひとつ…」と、常勤スタッフの鵜澤さんが浮かない顔をしています。それでも、持ち帰った「ニュース・レター」を数えると、受け取っていただいた部数は、なんと両駅とも前回とほぼ同じでした。「もっと伝えたい」というスタッフやボランティアの皆さんの気持ちが大きくなった分、期待感と実状に開きが出てきたのでしょうか。「そういえば今日は、いつも受け取ってくれない若い女性たちに手渡すことができた」と、鵜澤さんの顔が安堵した表情に変わりました。さて、こんなに熱を入れてくれるスタッフやボランティアの皆さんの気持ちを沸き立たせるような街頭演説ができたのでしょうか。……密かに反省をしています。

今朝、北花田駅前で皆さんが受け取って下さった「ニュース・レター」は、なんと先月の２倍でした。きのうの反省が生きたせいか街頭演説に手応えがあり、ボランティア・メンバーの気持ちも乗っていたようです。暖かくなった午後は、バイクで動きました。