4月12日(土) 何本もの八重桜が花を開かせかけている団地を見つけました。
《2003.4.12〜》
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※4月11日以前の日記は、前ページに掲載
「アクション日記」のはじまりへ
午前中は雨、夕方にもぱらつく不安定な天候でした。とにかく晴れ間を見て歩き、80軒を訪問。これまでに回った地域よりも入居年次が少し浅いためか、お元気な方が相対的に多いなど、その特徴が出ているような気がしました。最初は地域全体が若く、やがて皆が老いてゆくというニュータウンの特性でもあるのですが、このまちをどうるのか、重い課題を背負わなければなりません。ところで、かつて市議時代の私を取材してくれた記者から、次のようなうれしいお便りをいただきました。ご当人の承諾を得ましたので、以下にご紹介します。
「こころざし」の持続に敬意
20年余りの記者生活のなかで、初めて記者としてやりたい仕事に出会えたのが堺の倫理条例制定に到る一年間の取材でした。この取材を通じて私は記者になってやるべきことをやったという思いを今ももっています。
堺の状況については、いつも送って頂いているニュースレターのおかげで少しはわかっているつもりですが、長谷川さんが再び堺市政を目指されることに多いに私自身励まされるとともに、是非とも再び活躍されることを期待します。
2人の子供はいつの間にか大学生になり、娘は今就職活動に走り回り、息子は大学に入り我が世の春を楽しんでいます。そんな姿を見るにつけ、自分の人生は何だったのだろう、何をしてきたのだろうという思いを最近よく抱きます。
そんなときに長谷川さんの市議選出馬を聞き、うれしく思いました。私は自分の生きている時代に責任をもちたいと思いジャーナリズムの世界を選びました。しかし振り返ってみると、どれだけ責任を持ったのかと自責の念にかられます。民主主義は自己責任と自分と異なる他者の存在を認めることが無くては成立しないと考えています。その視点でこれまで仕事をしてきたつもりでしたが、いまの日本の状況を見ると、とてもそういう考えが浸透しているとは思えません。端的な例が「いじめ」です。子供たちは自分が枠から離れることを極端におそれているようです。それは私たちの責任であるような気がしてなりません。学力低下を嘆く前に何故いじめが出るのかを考えるべきでしょう。
その意味では、地域から改革を目指す「こころざし」の一貫性をお持ちの長谷川さんに元気づけられます。
長引く不況、失業の増加、的確に対応できない外交等、社会に閉塞感やはき出す場所を見つけられないいらだちが広がり、強いリーダーを待望する空気が広がっている現在、新しいファシズムがしだいに浸透してきているのを感じます。日本国憲法が依って立つ国連は、先の安保理決議なしのイラク侵攻により形骸化し、憲法は寄る辺をなくしました。国際社会の中でどう動くのかという指針が無くなり、自衛隊の立場もますますあいまいになっています。
21世紀を生きる新たな指針、人生観といったものが必要な気がしてなりません。自らの初心を思い起こし、「こころざし」を貫くことが大人たちには必要なのではないでしょうか。
 「こころざし」を持続し続ける長谷川さんに敬意を表します。 

4月13日(日) 常緑のソヨゴも新しい芽を吹き、葉っぱの交代時期を迎えました。
朝いちばん、府議選の投票を済ませ、午前中は「市政改造のつどい」です。駅で配布した「ニュース・レター」をご覧になってメールを下さった浜寺船尾町のKさんが初参加。ご自身の体験にもとづく堺市政の問題点を話されました。あらためて改造プランを絞り込み、活動を進めます。午後は、事務所での打ち合わせを済ませ、遅めから新金岡団地まわり。今日は午後7時までがんばって120軒を訪ねました。さすがに日曜日の夕刻、多くの方々にお目にかかることができ、激励もいただきました。
4月14日(月) 団地の花壇で、花々が咲き競っています。
統一地方選の前半が終わりました。石原都知事の大量得票での再選。“実行力”が評価された…とのことですが、やはり不気味です。自治体議員の勉強会メンバーでは、徳島県議選と和歌山県議選で初当選、神戸市議3人の再選などのニュースが入っていますが、筑紫野市・辻本美恵子さんの県議挑戦は実りませんでした。また、静岡県議選に再挑戦の松谷清さんは当選。大阪府議の堺選挙区でも2人の新人(うち1人は勉強会メンバー)が当選しましたが、時間がないので論評はまた後日に…。
さて、今日は、朝の新金岡駅前、夕方の堺東駅前で街頭活動を行い、その合間に新金岡団地で50軒を訪ねました。