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《2003.5.18〜20》
5月18日(日) 路地の雑草園で、ユキノシタが小さく“妖艶”な花を咲かせています。
大浜体育館で開催された「堺市種目別大会・剣道の部」を観戦に行きました。我が「新金岡親子剣道クラブ」から出場する子どもたちやお父さんを応援し、また選挙でお世話になった関係者の方々にご挨拶するのが目的だったのですが、参加者の皆さんの元気な試合ぶりに引き込まれて、5時間ほど見せていただきました。役員のお話によると、73回も続いているこの剣道大会でも参加者は年々減少傾向とのこと。それでも、「一般40歳以上5段以下の部」(個人戦)の選手は総勢40人。それに、団体戦でも活発なシニア剣士の姿を見ました。来年はぜひ、私自身も団体戦での出場をめざして、これから稽古に励みたい…。
5月19日(月) 植え替えた花壇で思いっきり咲いたシクラメンが最後の花を終えました。
今日再開された「議運予定者会」では、本会議場の議席が決まっただけ。正副議長や議運委員長などの「ポスト」は、依然として“調整”が続いています。と言っても、これは数の多い会派間で他の役職の割り振りも含めて裏交渉をしているだけのこと。多数会派は自らを「市長与党」と称して、「野党」にあたる共産党や私たちのような少数派は、はじめは調整対象になりません。
議会が行政体を監視する機関であることを忘れ、利益誘導や地盤強化だけが仕事だと思っている議員たちにとっては、この「役職」(中には報酬額の格差もある)の確保こそが命で、年に一度の“役選”に血眼になるのです。そしてさらに、例えば、来年度は「大阪府市議会議長会の会長ポストがまわってくるから今年はパスして来年に…」などの思惑も入り交じって、この調整は難航を極めます。こんなことに巻き込まれるは、できることなら避けたいもの。「調整過程を示せないなら明日にしよう」と、今日の会議も午後1時すぎで終わりにしました。
なお、私の議席は最前列中央2席の左側6番で、右隣5番は田中丈悦議員です。国会の議席でもお分かりのように、古参議員ほど後ろの座席をほしがります。それに堺市議会では、最後部は傍聴席から見えず、居眠りや離席がしやすいからかもしれません。しかし、私は最前列が大好きで、10年前までもずっと7番か8番に座りました。この席だと答弁する市長らと向きあっていて、ときには顔色が変わる表情まで観察できます。それに、不真面目な発言へのヤジの効果も、ここからだと絶大なのです。
5月20日(火) ソヨゴの木が、全身に可憐な白い花を着け、精一杯装っています。
いわゆる「与党会派」の間での調整が、やっとまとまりました。議長候補、副議長候補、議運の正副委員長候補が示されましたが、「議会の顔」とも言える議長選びが、会派間の都合や当選回数だけに左右されるのは好ましくありません。あくまで“選挙”による選出を求めて、明日の本会議に臨むことにしました。
なお、この本会議に出席すると、1日1万円の「会議出席費用弁償」が支給されることになっています。厳しい財政事情で市の職員給与などを削減しているのに、議員報酬以外に「出席日当」とも言えるお金(しかも非課税扱い)を支給するのは妥当ではありません。長引く不況に苦しんでいる市民の皆さんのことを顧みない“特権意識”を払拭するためにも、受け取りを拒否することにしました。明日の会議が始まる前、市長に請求権放棄を通告する予定です。
また、新しい議長が決まったら、議長に対しても、この費用弁償支給の根拠となっている「堺市議会議員その他の報酬等に関する条例」の改正手続きを取るように求めるつもりです。同調してくれる議員が5人いたら議員提案をすることも可能なので、選挙中に「受取拒否」を公約していた議員らにも働きかけたいとも思っています。