《2003.8.13〜17》
(90)
8月13日(水) 昨夜は涼しく、昼間も比較的しのぎやすい一日でした。
お盆休みですこしゆっくりできるかと思っていたら、夜、事務所に2組、計6人の来客がありました。ひと組は栂文化会館の使用手続きをめぐるご相談。もうひと組は、以前からお手伝いさせていただいている美原町M地区での前区長による不正な会計支出をめぐる裁判についての相談です。この問題でお付き合いを始めることになった美原町住民の方々が抱いた素朴な疑問が、堺市との合併路線を強引に歩む町長や町議会に向けられています。
8月14日(木) 大雨洪水警報さえ発令された激しい雨。“秋雨前線”の影響です。
美原町との合併問題などを議論する「政令指定都市問題特別委員会」が、明日、開催されます。この委員会で発言するための資料や情報の収集と、皆さんからのご相談事項の処理に、ほぼ一日を費やしました。調べれば調べるほど、市町村合併には時間をかけ、双方の住民の納得を得て行うべきだという思いが強くなります。「平成の大合併」というかけ声にせき立てられて事を進めるのは、ほんとうにいいことでしょうか。
8月15日(金) 今年は「真夏」があるのかと思えるような、うっとうしい冷夏がつづきます。
政令指定都市問題特別委員会は、いつになく傍聴席が満席。はみ出した方々は別室で音声傍聴です。美原町住民の方も何人かいらっしゃいましたが、市民の皆さんの合併問題への関心が高まってきたのでしょう。十分にスペースがあるこの委員会などでは、たった5席の傍聴席を増やすべきです。私の発言は、美原町各地区で町当局が行っている説明会の記録や合併協議会の会議録に基づくもので、町長や一部の町議が進めている合併推進図式と住民意識の違いを明らかにしました。「政令指定都市化」という堺市側の都合で、相手自治体での“住民自治”が踏みにじられるようなことがあれば、それは地方分権に逆行します。顧みて、堺市の場合も同じこと。あらためて市民の皆さんの意向をお聞きすべきでしょう。
明日から4日間、夏休みをもらいます。日記の更新も20日までお休みです。
福岡の妻の実家に1年ぶりの帰郷です。20数年前、娘や息子を連れて何度も利用したこの船旅…、今年は娘夫婦と孫も一緒です。96歳の義父と87歳の義母や妻の妹たちには、帰郷のたびに世話になってきました。
朝、雨の晴れ間を見て、妻の実家の裏庭に接する川を清掃しました。義父がホタルやシジミを育てたりしながら護ってきた清流です。しかし、96歳ともなれば、さすがに水に入っての流木やゴミの処理にはいささか手を焼いています。福岡では、8月上旬の豪雨被害の痕が随所に見られますが、ここでは幸い大きな被害がなかったようです。
ひと仕事終えて、昼前、アマチュア・カメラマン椎葉益男さんの写真展「長浜魚市場群像」が開かれている福岡市美術館へ。椎葉さんは友人の中原辰雄九大助教授の義父ですが、中原さんとは、私の妻の高校同級生と結婚されて以来のお付き合いです。数年前にも、同じ時期に開催された写真展を見せていただきました。また、同美術館では「ミレー3大名画展〜ヨーロッパ自然主義の画家たち〜」も開催中で、19世紀の名画をじっくりと鑑賞して帰りました。
8月16日(土) 朝、フェリーで着いた九州の天候は、荒れ模様でした。
8月17日(日) 今朝も福岡では、朝から断続的に激しい雨が降っています。